玄米の毒(フィチン酸)を知る

更新日 2013.1.18

玄米は良いことばかりではない

私はもともと自然食志向でしたが、妊娠してからは「マクロビ」や「粗食」などに、より興味を持つようになりました。よく言われている「玄米は完全栄養食品」を素直に信じ、玄米ご飯や玄米粥を食べることが増えました。それで玄米の上手な炊き方を調べていたところ、玄米には大きなデメリットがあることを知りました。

・玄米はフィチン酸を多く持つ
・フィチン酸はミネラル(カルシウムや鉄分)の吸収を阻害する。その力が、身体の毒を排出する。

フィチン酸の、毒を排出する力が、ガンや病気の人には有効に働くようです。そのメリットだけに注目して玄米を長年常食すると、ミネラル不足になり身体に悪い影響が出る、ということのようです。

そしてフィチン酸は発芽玄米にすることでその力(玄米のデメリット)を弱めるといわれています。だから玄米は身体に良いと信じている人は、発芽玄米を推奨しています。
しかし、発芽玄米にしてもフィチン酸はそれほど弱まらないという説もあったり・・・。そんなわけで、玄米は本当に身体に良いのか?白米のほうが良いのでは?という「玄米vs白米」論争があるようですね。知りませんでした。このあたりの情報はページ下部の参考リンクにまとめました。

胚芽米のフィチン酸が気になる

私は子供の頃から胚芽米を常食しています。今回知った玄米のデメリット(フィチン酸)は胚芽米ではどうなのでしょう?玄米vs白米の情報はたくさんあるものの、胚芽米についてはなかなか情報が得られません。フィチン酸は胚芽に多く含まれているようなので、胚芽米も玄米に近いのかも。そして胚芽米は長時間浸水したり発芽したりして食べないので、フィチン酸のマイナス作用は弱まっていないのかも、と不安です。さらに、私の身体がそれを実証しているような気がするのです。胚芽米を常食している私は、健康状態に以下の特徴があります。

・胃弱
・やせの大食い。太れない。(BMIは16)
・鉄欠乏性貧血。食事に気をつけていても改善しない。(検査をしても病気は見つからず)

まさに、「フィチン酸は、リン、カルシウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛などのミネラルや微量元素の吸収を阻害するだけではなく、脂質やタンパク質の吸収、ビタミンCやビタミンDの吸収、更にペプシン、アミラーゼ、トリプシン等の酵素の作用にも悪影響を及ぼすと言われています。」を実証しているような・・・。

大きな病気もせず、便秘や吹き出物に悩まされることもないのは、胚芽米を食べているからだわ、と自負していたので、けっこうショックです。
結局、胚芽米についての有用な情報は得られていません。私の結論としては、ひとつを常食せず、いろいろ食べる。ということで、少しバカにしていた白米も取り入れることにしました(胚芽米を食べていると白米は物足りなく感じます)。日常的には胚芽米と白米を混ぜ、デトックスしたい時には発芽玄米を食べる。こんな感じでいきたいと思います。

参考リンク